抑毛剤が肌に優しいと別の記事で書きましたが、
「抑毛ローション」って自分で作れるんですよ。
販売されている商品もたくさんありますが、
・即効性がない
・その割に高い
などなど。
ま、気が短くてせっかちさんには向かないようです。
そんなせっかちさんではないけれど、購入するにはちょっと価格がね・・・。
と思われているあなた。
まずは自分で作ってみませんか?
自作したものを使ってみて、良かったら販売されている商品に手を出すのもアリではないでしょうか?
抑毛剤は、どこを見ても「個人差が大きい」と書いてあり、
判断するための「基準」が無くて困ります。
口コミも大事ですが、その口コミはあなたではありませんよね?
となると、自分で実感してみるしかないのです。
作るのは、「豆乳ローション」です。
とても簡単に作れますし、材料も簡単に入手出来るものばかりです。
仮に抑毛としての効果を得られなくても、美肌効果や保湿効果があるので捨てずに使えます。
顔にも子供にも使えるのですから、軽い気持ちで作ってみませんか?
【高濱式手作り豆乳ローションの作り方】
約1ヶ月分
≪材料≫
・豆乳(成分無調整で固形成分8%以上のもの)・・・500ml
・レモン ・・・中2個
・消毒用エタノール ・・・50ml
≪用意する道具≫
・小鍋
・ざる
・ボウル
・キッチンペーパー 4枚
・タオル 1枚
・温度計 (あると便利)
・レモンしぼり器 (あると便利)
・容器(出来た豆乳ローションを入れるので、化粧水の容器のようなもの)
※ホウ酸
(豆乳ローションは冷蔵庫で1週間しかもちません。長く持たせたいなら防腐剤として必要です)
≪材料選びのポイント≫
1.豆乳は成分無調整でないと、しっかり作用するものが作れません。
調整豆乳を使うとどうなるかと言うと、ベタベタして気持ち悪ローションになります。
2.エタノールは無水エタノールというのもあります。こちらは度数が高く着火しやすいので手作りには不向きです。
消毒用エタノールにしてください。
3.レモンは生のものを使うこと
レモンを絞った商品もありますが、余計なものが入っている場合もありますので避けてください。
≪作り方≫
※使う容器や手は清潔に。
1.レモンを絞る
良く洗い、果汁を絞る(2個で70〜100mlほどが目安)
〔コツ〕強く絞らない
ナゼ?レモンの皮のソラレンという成分が入ると、シミの原因となることがあります。
2.小鍋に豆乳を入れ火にかける
弱火で静かにかき混ぜる
〔コツ〕温度計で60度を超えないように注意!!
ナゼ?高温になると湯葉ができてしまい、有効成分が湯葉に取られてしまうのです。
3.レモン果汁を投入
65度になったら入れ、良くかき混ぜる
〔コツ〕65度の温度が大事!
〔コツ〕モロモロっとした固まりができたら火を止めコンロからおろす
4.消毒用エタノールを投入
入れたら、また良くかき混ぜる
〔コツ〕エタノールは着火しやすいのでコンロからおろすこと!必ず!
5.ざるに入れる
ボウルの上にざる、ざるの上にキッチンペーパーを2枚重ねて敷き、
そのうえから4の液を入れる。
そのまま温度が下がるまで放置
6.しぼり出す
液をしっかり絞るために、キッチンペーパーの外側に清潔にしたタオルを重ね絞る
・しぼりカスはカッテージチーズのようです。
見た目はそうでも、有効成分はないので捨てます。
・約400mlの豆乳ローションの出来上がり!
≪保存について≫
防腐剤が入っていないので、作ってから冷蔵庫で保存し1週間で使い切るようにしてください。
しかし、1人で1週間使い切るのはほぼ無理です(平均1人100ml)。
保存方法としては、
○冷凍保存
小分けにして冷凍します。
ポイントは解凍方法。
「自然解凍」のみ!です。
湯せんもレンジもNG。有効成分が破壊されてしまいます。
冷凍は約半年持ちますが、ニオイが変だと感じたら使用禁止して即捨ててください。
○ホウ酸
ホウ酸を入れることにより、冷蔵庫で1ヶ月保存できます。
入れ時は、出来立ての温かい豆乳ローション400mlに対して2gのホウ酸をいれ
かき混ぜればOKです。
※薬局で購入できます。小袋タイプが使いやすいです。
≪使用上の注意≫
・今までの化粧水などと一緒に使えますが、洗顔後、一番最初に豆乳ローションを塗ってください。
そうしないと毛穴まで有効成分が届きません
・間違った作り方をし、肌トラブルになることもあります。清潔と温度を守ってください。
肌に異変を感じたら、即使用を中止し、綺麗に洗い流して皮膚科を受診してください。
☆なぜ、消毒用エタノールを入れるのか?
役目としては、防腐・清潔を保つこと。
そしてなによりも、エタノールを入れることにより、有効成分の浸透力が高くなるのです。
つまり効果が高くなるということです。
ですが、敏感肌・乾燥肌の方には強く感じることもあるので、使用量を30〜50mlにし、
肌の様子を見ながら調節してください。
また、濃い毛のかたは60mlに増やしてもOKです。
☆なぜ、レモンを入れるの?
レモンを入れるとモロモロになります。
そのモロモロはレモンのクエン酸が大豆の高分子たんぱく質と反応したからです。
この固まりをキッチンペーパーなどで濾し、できたものが豆乳ローションです。
アレルギーのもとである、高分子たんぱく質を除去しているので、大豆アレルギーの人でも使えるとしています。
※ですが、使用する前はどなたもパッチテストを必ず行いましょう。
★★まとめ★★
・豆乳ローションを作ってみよう!
「高濱式手作り豆乳ローションの作り方」
材料選びのポイントは、良い豆乳ローションを作るためにとても大事です。
出来た豆乳ローションは使用上の注意と、保存方法を守ってください。
一番のコツは、「温度」です。
弱火にしていても急に温度が上がってくるので、そこは油断しないようにしましょう。
全ての材料をそろえても、平均的な抑毛剤の商品を購入するより安くできます。
不透明な豆乳から黄色みがかった透明な液体がこされて出てくる様子は、
単純に「おもしろい」です。
「豆腐くさいのかな?」と思うかたが多いですが、微かににおう程度です
しかも直ぐに消えてしまいます。
使用感はさっぱりとしていますよ。
抑毛剤は毎日根気よく使うモノです。
根気よく、と言うとしんどそうですが、肌の毛穴が目立たなくなってきたり、白くなってくるので、
続けられるのではないでしょうか>
自分で作った豆乳ローションで「抑毛剤が自分に合うモノか?使えるのか?」を試すことができます。
市販の抑毛剤を購入した際、比較する基準にもなるのではないでしょうか。