“ムダ毛処理したい!
けど、肌が弱いから無理かな〜?”
“敏感肌で肌調子にムラがあるんだけど、脱毛してもらえるのかな?”
「自己処理」にしろ「脱毛サロン」にしろ、はたまた「医療脱毛」にしろ、
この肌でムダ毛処理は可能なんだろうか?
こんな不安、抱いていませんか?
そもそもあなたの肌はどんなタイプなんでしょうか?
「肌が弱い」とか「乾燥肌」とか「敏感肌」など、よく耳にしますがその違い分かりますか?
本当にあなたの肌は「弱い」「乾燥」「敏感」なんでしょうか?
正しく自分の肌を知ることは、ムダ毛処理で“自分の肌を守ること”につながるのではないでしょうか?
【「肌が弱い」「乾燥肌」「敏感肌」はそれぞれ違う!?】
最近は自称「肌が弱い」人が増えてきているようです。
どうやらその背景には、環境やストレスなどが複雑に絡みあっているとか。
ところで、「肌が弱い」「乾燥肌」「敏感肌」の違い、分かりますか?
違いを知るうえで必要なことは、「肌質」と「肌の状態」です。
「肌質」と「肌の状態」とは、どんなことでしょうか?
●肌質(肌タイプ)とは、
肌の「脂分量」「水分量」の割合で4つのタイプに分けることができます。
・脂性肌
・普通肌(混合肌)
・乾燥肌
・超乾燥肌
●肌の状態とは、
肌が健康状態か、
敏感なのか不安定なのか、
はたまたなんらかの病気の症状がみられるか、
で分けることができます。
つまり、「肌が弱い」「乾燥肌」「敏感肌」は同じような意味合いで使われていますが、
厳密に言うと違うのです。
自分の肌を知るには、「肌質」と「肌の状態」の両方の組み合わせから見る必要があります。
例えば、「乾燥肌」は肌質(肌タイプ)のことですし、
「敏感肌」は肌の状態のことになります。
一言で「敏感肌」と言っても、本来の肌質は乾燥肌なのか脂性肌なのかわかりません。
「乾燥肌」と言っても、今の状態が健康肌なのか敏感肌なのかわかりません。
この点をしっかり把握していると、自分の肌との向き合い方にブレることがなくなります。
「肌の状態」は、その時々で変化しますが、原因を改善することで状態を良くすることもできます。
「肌質」のほうは、もともとの体質などの要素が大きいですが、うまく付き合っていく方法で肌トラブルを回避することも可能となります。
【自分の「肌質」を知ろう!】
脱毛するにあたり、肌質を知っておくことは“きれい”に仕上げるための重要ポイントです。
乾燥肌と自覚するなら、脱毛する前準備として常日頃から保湿を怠らないとか、
アフターケアの手抜きをしたりしなくなるでしょう?
また、部位によっても肌質は違います。
脱毛しようとする部位の肌質も把握しておきましょう。
あなたはどの肌質に該当しますか?確認してみてください。
≪脂性肌≫
水分量・皮脂量ともに多い
◇症状
・脂分で肌がテカっている
・ニキビができやすい
・毛穴が目立つ
・肌のきめが粗い
≪普通肌(混合肌)≫
水分量・皮脂量ともに適量
※(混合肌)は顔の肌質の表現で使うことが多く、部分的に皮脂量が多いところがある肌
◇症状
・肌にうるおいがある
・肌のきめが細かい
・ニキビができにくい
≪乾燥肌≫
水分量・皮脂量ともに少ない
◇症状
・カサついている
・肌のうるおいがない
・シワっぽい
・毛穴が開いている
≪超乾燥肌≫
水分量・皮脂量ともに非常に少ない
◇症状
・肌のツヤがない
・カサつき、白い粉が吹いている
・肌がザラツキなめらかでない
【自分の「肌の状態」を知ろう!】
今現在の肌の状態を知ることで、脱毛をして良いのか悪いのかがわかります。
≪敏感肌≫
敏感肌とは、
“普通の人にはなんら問題のない物質や刺激であるものに対し、過剰反応する肌質”のことです。
医学的に「敏感肌」という言葉はないのですがね・・・。
例えば、汗やホコリでも反応してしまったり、
身に着ける洋服や化粧品などにも、
自分の髪が触れただけでも、痒くなったり赤くなったり反応したりします。
肌が本来持っている保湿成分(セラミド)が、なんらかの原因で正常に働かなくなり不足してしまうのです。
そのため、肌を守ることが難しくなり外部からの刺激に弱くなるのです。
敏感肌の場合は、肌トラブルを誘発する物質や刺激に反応するので、
接触したり刺激された部分だけに症状がでる場合が多いです。
症状としては、赤みや痒み、腫れに痛みなどです。
そもそもの原因としては、
ストレス・睡眠不足・偏った食生活・過労・環境の変化・ホルモンバランスの乱れなど、肌のバリア機能が低下してしまったためなんです。
どうですか?原因は「自分」で作っていたようですよ。
実はこれらの原因、ムダ毛を増やす“男性ホルモンが過剰に分泌される”原因と同じです。
ムダ毛を増やし、肌荒れを起こす、これらの原因は免疫力が低下するため健康にも良くありません。
出来ることからで良いですから改善するようにしましょう。
≪不安定肌(ゆらぎ肌)≫
最近では「ゆらぎ肌」などとも言われています。
一時的にでも、肌のバリア機能が乱れて刺激に敏感になることです。
原因は、内外に考えられます。
外的要因として、環境の変化。
季節の変わり目、生活や仕事の環境の変化など。
また、内的要因として、
ホルモンバランスや生活習慣、ストレスなど自分自身に問題があることもあります。
症状としては、痒みや湿疹がでたりします。
≪なんらかの症状がでている肌≫
アトピー性皮膚炎やアレルギー体質など。
原因としては、遺伝的要素が大きいとされています。
これらの肌がどのようになっているかというと、多くの場合、
“うるおい成分のセラミドやNMF・細胞間脂質の生成が少ないため「バリア機能」が低くなっている”からなのです。
※NMFとは、角質細胞内にある、水分を保持する働きをする天然保湿因子のこと
肌の潤い保持には大切な成分。
このバリア機能はとても大切で、バリア機能が低下すると水分が蒸発してしまい、乾燥や外部からの刺激、アレルギー物質の刺激など
に抵抗する力がなくなってしまうのです。
アレルギー体質の肌は、
原因となるアレルギー物質があります。
その物質を特定できたら避けることが賢明ですが、
知らずに使ってしまうと、皮膚を守る働きがある表皮の「ランゲルハンス細胞」と呼ばれるものが過剰に反応し、炎症や痒み・赤みを引き起こしてしまうのです。
アトピー性皮膚炎は、敏感肌にアレルギー反応が加わることです。
敏感肌というだけで非常にややこしい状態だというのに、
そのうえアレルギー反応が加算される大変つらい症状です。
アトピー性皮膚炎の特徴として、強い痒みがあります。
肌がゴワゴワと硬く赤みも帯びています。
左右対称にできやすく、また体質なのでカラダ全体に症状が出やすいのです。
アレルゲンに接触ないし体内に入れてしまうことにより、肌はアレルギー反応を引き起こします。
状態の重い軽いの程度の違いはありますが、慢性的に肌が刺激に弱い状態です。
アトピー性皮膚炎もアレルギー体質の肌もザックリと「敏感肌」のくくりにされがちですが、
こちらの肌の状態を別の言い方にするなら「生まれつき敏感肌」となります。
この項目の先にかいた「敏感肌」のことは、「後天的敏感肌」となります。
☆ちなみに、「肌が弱い」と言われる人は、
上記のアトピー性皮膚炎やアレルギー体質の方も含まれ、プラス「肌が薄い人」
が入ります。
肌が薄い人も、
水分を保っておく力が低いため、摩擦や常在菌などの外的刺激の影響を受けやすく、
しかも乾燥しやすいため、バリア機能が低いのです。
「肌が弱い」人が「敏感肌(後天的)」であることも多いので混同されていますね。
少しの刺激で肌のバランスが崩れやすく、赤みをおびたりヒリヒリしたり肌トラブルを起こしやすいです。
肌の薄さは、体質もありますが加齢も関係してきます。
コラーゲンやヒアルロン酸といった肌の土台をつくる成分が加齢とともに減少し、
そのうえ新しい細胞をつくり出す力が弱くなってくるのです。
肌は張りのない薄い肌になっていきます。
このことを「皮膚の菲薄化(ひはくか)」と呼んでいます。
ずっと先のことかもしれませんが、頭に入れておくといいでしょう。
≪健康肌≫
水分量・皮脂量ともに問題なく、肌トラブルもない。
ツヤもうるおいもある。
キメが細かい
【「肌が弱い」人と「敏感肌」の人の共通点は?】
●肌のバリア機能が低いこと!
肌のバリア機能とは、
・水分保持⇒潤いキープ!
・細菌、ウィルスなどから肌を守る⇒感染症防止
・外的刺激(花粉・ホコリ・ハウスダスト・汗など)から守る⇒肌荒れ防止
など、「肌をあらゆる刺激から守ってくれる」機能のことです。
通常の肌ならば、肌のバリア機能が正常に働き肌荒れを防いでくれます。
これらのバリア機能が低いということは、肌は常に危険にさらされていると言うことになります。
●乾燥
肌のバリア機能は、肌の水分保持と皮脂のバランスがとても大事です。
肌の水分を保持できず蒸発させてしまうと、肌は乾燥してしまいます。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下します。
肌の防御機能がうまく働かなくなってしまい、菌などが侵入してくることになります。
逆に言うと、水分を保持している肌はバリア機能が強く「肌が強い」と言うことです。
潤っているうえに、少しくらいの刺激では肌トラブルを起こしません。
意外と思うかもしれませんが、脂性の人も実は乾燥しているのです。
足りない水分を皮脂で補おうとする働きがあり、過剰に分泌してしまうのです。
その結果、脂性になるのです。
いかに乾燥が大敵かわかるのではないでしょうか。
★★まとめ★★
・「肌が弱い」「乾燥肌」「敏感肌」はそれぞれ違う!?
「肌質」と「肌の状態」について
・自分の「肌質」を知ろう!
・自分の「肌の状態」を知ろう!
・「肌が弱い」人と「敏感肌」の人の共通点は?
肌さえキレイなら脱毛できるのに・・・、
悲観されるより、自分の肌質と肌の状態をきちんと把握することが先決です。
改善できる点が浮き彫りになったら、取り組んで少しでも肌を良い方向へ持っていきましょう。
現在の脱毛方法は多種多様です。
自分の肌のベストコンデションを知ることが、脱毛の仕上げをキレイにする最大のコツです。